皆さん
こんばんは
かわさきです。
今日起きたことを投稿します。お役に立つかもしれません。
Aiにまとめてもらったのを少し手直ししました。
ではまいります。
回線を乗り換えた日、家じゅうの機器からIPv4アドレスが消えた。GoogleもYouTubeも普通に見えるのに、Chatworkだけが真っ白になる。半分だけ壊れたインターネットを、昼から夕方まで追いかけた記録。
IPv6Google・YouTube・大手サイト通行可
IPv4Chatwork・IPv4のみのサイト全面通行止め
環境:Windows 11 / Chatworkデスクトップ版・ブラウザ版 / ソフトバンク光10G から enひかり1G へ乗り換え当日
症状
昼にChatworkのデスクトップ版を開くと、ウィンドウが真っ白だった。ログイン画面すら出ない。ブラウザ版も同じ。ところがスマホでは普通に使えている。
今日は、光回線の乗り換え工事をしていた。ただし工事後もネットは問題なく使えていた。少なくとも、そう見えていた。
まとめるとこうなる。
- Chatworkデスクトップ版 → 真っ白。エラーメッセージすら出ない
- Chatworkブラウザ版 →
ERR_ADDRESS_UNREACHABLE - Google・YouTubeなど他のサイト → まったく問題なく見られる
- iPhoneのChatwork → リアルタイムに動いている
「ネットは繋がっているのに、特定のサービスだけ落ちる」。この形は普通、そのサービス側の障害か、自分のアカウントの問題を疑う。だが、どちらでもなかった。
容疑者を、一人ずつ消していく
症状から思いつく原因を順に潰した。結果、最初の6つはすべてシロだった。
アカウント/パスワードの問題「パスワードが違います」は一度も出ていない。認証以前の段階で止まっている。Chatworkアプリの不具合ブラウザ版も同時に落ちている。アプリ固有ではない。セキュリティソフト・VPNによる遮断こちらも問題なし。IPアドレス制限で弾かれている同じWi-Fiのスマホでは使えていた。IPが原因なら両方落ちるはず。DNSの故障最大の misdirection。nslookupは正しいIPを返すのに、pingは「ホストが見つかりません」と言う。ここで長く足止めされた。ルーターの故障インターネットランプは点灯し、IPv6の通信は正常に流れていた。- 回線を乗り換えたのに、ルーターが前のままだったこれが真犯人。ルーターが「自分はルーターではない」と判断してしまい、家じゅうの機器にIPv4アドレスを配る担当者が不在になっていた。
決定的だったのは、この一行
コマンドプロンプトで ipconfig を叩いたときに出てきた、見慣れない数字。ipconfig — Wi-Fi アダプター
IPv6 アドレス . . . . . . . . . : 240b:xx:xxxx:xxx::xxxx
自動構成 IPv4 アドレス . . . . . : 169.254.34.94
サブネット マスク . . . . . . . : 255.255.0.0
デフォルト ゲートウェイ . . . . : fe80::xxxx:xxxx:xxxx:xxxx%9
↑ IPv6しかない
169.254.x.x は、ルーターからIPアドレスをもらえなかったときにWindowsが仕方なく自分で付ける仮の番号だ。APIPAと呼ばれる。これが出ているということは、IPv4アドレスの取得に失敗している。
そして、IPv4のデフォルトゲートウェイが存在しない。外に出るIPv4の道そのものが無い。裏付けの2発
> ping 8.8.8.8
ping: 転送に失敗しました。一般エラーです。
> ping www.google.com
2001:4860:xxxx:xxxx:: からの応答: 時間 =8ms
↑ IPv6で返事が返っている
IPv4のアドレスにはまったく届かない。一方、Googleへは IPv6経由で7〜8ミリ秒で届く。このパソコンは、IPv6だけで生きていた。
そしてiPhoneのWi-Fiを確認すると、こちらも 169.254.51.64。家じゅうの機器が同じ状態だった。 スマホでChatworkが使えていたのは、iOSが「このWi-Fiは不完全だ」と判断して、無言でモバイル回線に切り替えていたからだった。
なぜChatworkだけが落ちたのか
インターネット上の機器には、郵便の住所にあたる番号が割り振られている。IPアドレスだ。そこには古い規格と新しい規格の2種類がある。
- IPv4 —
99.86.195.14のような形式。約43億個しか作れず、機器の増加で枯渇した - IPv6 —
240b:11:81e0:200::1のような形式。事実上、無限に作れる
問題は、この2つに互換性がないこと。別々の道路のようなもので、IPv4の住所しか持たないサイトには、IPv4の道を通らないと辿り着けない。
Google・YouTubeなどの大手はIPv6にも対応している。だからIPv6の道だけで普通に見えていた。だがChatworkはIPv4の住所しか持っていない。 だから、そこだけがぽっかりと落ちた。
ここが厄介だった
「ネットは問題なく使えている」という感覚が、原因の特定を何時間も遅らせた。実際にはインターネットは半分しか繋がっていなかったのに、日常的に見るサイトがたまたま全部IPv6対応だったせいで、正常に見えてしまっていた。
日本ではまだIPv4のみのサイトが多い。「一部のサイトだけ開かない」と感じたら、IPv4が死んでいる可能性を疑う価値がある。
真犯人:乗り換えたのに、ルーターだけ前のまま
回線enひかり 1G開通済み
ONU新品に交換正常
ルーター前の設定のままAPモードに転落。IPv4を配れない
端末PC・iPhone169.254.x.x
ソフトバンク光10Gからenひかり1Gへ、回線事業者ごと乗り換えた。ONUも新品に変わった。にもかかわらず、ルーターの中身はソフトバンク時代の設定のままで、一度も初期化していなかった。
使っていたルーターには「オート」というモードがある。上流にルーターがいるかを自動で判定して、自分がルーターになるか、単なる無線アクセスポイントになるかを選ぶ仕組みだ。
このオート判定が、「上流にルーターがいる」と誤認して、アクセスポイント側に倒れていた。 アクセスポイントはIPアドレスを配らない。結果、家じゅうでIPv4を配る担当者が誰もいなくなった。
IPv6だけが通じていたのは、NTT網から流れてくるIPv6の情報が、素通しでそのまま端末まで届いていたからだ。
復旧の手順
結果的に効いたのは、次の順序だった。順序そのものが重要だったと思う。
- ONUとルーターの電源を抜いて、15分待つこれが効いた。ONUは直前まで繋がっていた機器を記憶している。前の事業者の機器を覚えたままだと、新しいルーターを受け付けない。数十秒では足りず、しっかり時間を置く必要がある。
- WANケーブルを抜いた状態で、ルーターを初期化する事業者ごと変わっている以上、古い設定は全部捨てるのが早い。初期化ボタンを、ランプが一斉に点滅するまで長押しする。
- WANを抜いたまま起動させるオート判定は起動時に行われる。上流に何も繋がっていなければ、「自分がルーターになるしかない」と正しく判断してくれる。ここが突破口だった。
- WANケーブルを戻して、確認する
ipconfigでIPv4アドレスが192.168.x.xになっていれば成功。169.254から脱出できていれば峠は越えている。 - 管理画面で接続方式を確認する今回は「v6プラス」で自動的に繋がっていた。グローバルIPv4アドレスもきちんと取得できていた。
復旧後
IPv4 アドレス . . . . . . . . . : 192.168.0.38 デフォルト ゲートウェイ . . . . : 192.168.0.1 > ping www.chatwork.com 99.86.195.49 からの応答: 時間 =8ms TTL=251
Chatworkのデスクトップ版を起動し直すと、朝から真っ白だった画面に、ログインフォームが表示された。
同じ症状の人へ:3分でできる切り分け
「ネットは繋がっているのに、特定のサイトだけ開かない」なら、まずこれを試してほしい。コマンドプロンプトを開いて、3つ打つだけでいい。コマンドプロンプト
ipconfig ping -n 2 8.8.8.8 ping -n 2 www.google.com
判定
- IPv4アドレスが
169.254.x.x→ ルーターからIPアドレスをもらえていない。この記事と同じ症状 8.8.8.8が失敗し、www.google.comは成功 → IPv4だけが死んでいて、IPv6だけで生きている状態- スマホでも同じか確認する — iPhoneなら 設定 → Wi-Fi → (i)。ここも
169.254なら、原因はパソコンではなくネットワーク側
スマホの罠
「スマホは使えているからネットワークは正常だ」と考えるのは危険だ。iPhoneもAndroidも、Wi-Fiが不完全だと判断すると無言でモバイル回線に切り替える。Wi-Fiで使えているように見えて、実は携帯回線を使っていることがある。
確かめるなら、モバイルデータ通信をオフにしてから試すこと。
今回学んだこと
- 「ネットは繋がっている」は当てにならない。 IPv4とIPv6は別の道で、片方だけ死ぬことがある。そして片方が生きていると、繋がっているように見えてしまう
- 違和感を無視しない。 解決の糸口は「ルーターのインターネットランプが点いていない気がする」という、素朴な気づきだった
- 回線を乗り換えたら、ルーターは初期化する。 事業者が変われば接続方式も変わる。古い設定を残したままにしない
- ONUは前の機器を覚えている。 機器を入れ替えたら、電源を抜いて十分に時間を置く
- エラーコードは種類ごとに意味が違う。
ERR_ADDRESS_UNREACHABLEは「名前は分かるが道がない」、ERR_NAME_NOT_RESOLVEDは「名前が引けない」。読み分けると原因が絞れる
丸一日かかったが、パソコンは最初から一度も壊れていなかった。原因は、乗り換えたのに置き去りにされた一台のルーターだけだった。
掲載した数値は実際の診断ログに基づいています。グローバルIPアドレス等、個人を特定しうる値は伏せ字にしています。
同じ環境(Windows・光回線の乗り換え直後・特定サイトのみ不通)で困っている方の参考になれば幸いです。
マニアックな内容だと思いますが、Aiがなければ詰んでいたかもしれません。
ルーターの初期化の途中でパスワードの入力を求められましたが、パスワードがわからず
enひかりのサポートセンターに連絡したところ
「IPv6はパスワードが必要ないのでパスワードを発行していません。ルーターのメーカーに問い合わせてください」
との事で詰んだかなと思ったのですが、契約書に
「設定の反映までに数時間掛かります。」
とあり、ONUとルータを電源切って時間を置いた後
初期化して再起動したらうまくいきました。
平日に工事をしていたら完全に詰んでいました。
仕事でChatWorkを使っていたので・・・
休日の工事はオプション料金が掛かるのですが、このような事もありうるので
休日だったり、平日でも安全な時間を狙うのがおすすめです。
10Gプランの方がスピードテストでは早かったですが、体感速度は1Gでも変わらずです。
もし、10Gプランに戻したい時は回線が引いてあるのが生きているのでそっちに変えればいいので問題なさそうです。
今日の工事担当の人
ルーターの問題でトラブル起きそうと分かっていたみたいで
「上手くつながらなかったらルーターの説明書見て対応してくださいね」
と言われたのが後から思うと
あるあるなんだろうな思い今回ブログにしました。
私自身ネット関係は強くはないけど
Aiを活用しながらなら対応できますので
困ったりしたらAiの活用もおすすめです。
かわさき

