久し振りの都写美

改装後の都写美(東京都写真美術館)に行くのは初めてでほんと久々でした。

3フロアー全て観て参りました。

まずは「世界報道写真展2017」

戦争することの悲劇や無意味さについて考えてしまいました。政治をしてる人たちは一度見て欲しい気がします。今続く戦争の1番の被害者は何も知らない一般市民の方々がほとんどらしいです。戦争のために海外にリスクを負いながら、危険な目をして逃げなくてはいけない時もある。他の国へ逃げられても言葉の問題とか習慣の問題で相当苦労するんだろうなと思うのです。家族や仲間を失って嘆き悲しんでいる写真や、爆弾テロの惨劇とか国を動かしてる人がこの写真たちを見て何も感じないならこの国はどこか遠くへ行きそうな気がするのです。

中には明るい話題の写真もありましたが…。

写真は真実を切り取るツールとしては秀でてるなとあらためて思いました。

「ダヤニータ・シン インドの大きな家の美術館」

2階のフロアーの写真展です。
インドの生活や日常が垣間見える展示でした。
パーテーションが無い広々展示。プリントが丁寧でお弁当箱と思われる物に包んだ風呂敷の写真がたくさん並んでましたが結び方も柄もまちまちで、写真自体は本当に質感にリアリティのある写真達で色々と考えました。(意図的について、どうやって撮影したのか、どうやってプリントしたかとか)考えながら作品を眺めていて自分は日常を捉えた写真が好きなんだなって自分について思いました。

「In the here and now
いま、ここにいる」

3階の展示です。
思ったのは、なんでも無いただの街角の写真が美術館にビシッと飾ってあるだけで「この写真には何か意図がある」って意味を見出そうとするのです。ただのピンボケの写真もその人が「見えない心の動きを表現しました」なんて言ったら自分が言ったら小技に走ったとか思われるかもですが、一線で活躍してる人が同じことを言ったら多分違うのだろうなーってふと思ったのです。

自分はなんとなくで撮ってた時期も長かったですが、最近はここが良いと自分で思った時にシャッター押せてるのは少し成長したのかなと思います。1年前のライブの写真見ると下手だなーって思う事あります。下手と思えると言うことはまだ伸び代があるのかななんて思えるのでこれからも腕磨きたいです🍀

かわさき